OCUラーニングセンター長ご挨拶

OCUラーニングセンター(学修支援推進室)は、本学が2016年度に採択された文科省AP事業1の学修成果の質保証の取組の一環として、学生の自主的で能動的な学修とこれを促す教育を支援するために、2017年4月に杉本キャンパスの全学共通教育棟1階自習室内に開設されました。

大学での学修は、教室での授業時間のみではなく、授業の前後の学修とあわせて行うことが大切です。大学での授業科目1単位は、一般的に教室等での授業15時間と、その前後の準備学習や復習の時間をあわせて合計45時間の学修に対して与えられることとなっています。OCUラーニングセンターでは、本学の学生のみなさんの授業時間外も含む自律的な学修を促進するために様々な学修支援を行っています。

例えば、OCUラーニングセンター専属の特任教員およびTA・SA2による「一般学修相談」を初めとして、英語教育開発センターや理学研究科・数学研究所とも連携して行っている「英語学修支援」や「数学学修相談」などがあり、学生のみなさんの学修状況の振り返りや学修目標の設定、あるいは日々の学修上の疑問に取り組むための学修支援を行っています。

OCUラーニングセンターで開発した自主学修のための教材「学びのTips」など、みなさんの自主学修を促進するための様々な資源も用意しています。「学びのTips」はラーニングセンター内の棚に配架してあるので自由に持っていって利用することもできますし、このホームページからも各自でダウンロードすることもできます。

また、随時、学修に関するセミナーや相談会、学生交流イベントなども開催しています。開催に関する情報も、このHP上でも流しますので、是非一度参加してみてください。

なお、同室内に従来からあった自習スペースでは、これまで通り自習や、グループワークなどのための利用も自由にできます。また、今年度からは、学術情報総合センター6階「Ma-NAVI場」での出張学修相談も開始しましたので、より一層活用していただきやすくなると思います。

さらに、今年の10月からは、「OCU指標」を用いた学修相談や教育支援も開始します。「OCU指標」とは、学生のみなさんの大学での学修を通じて身についた(あるいは今後身につくと考えられる)知識やスキル・能力等の学修成果を視覚的にわかりやすく示したものです3。1つの科目によって得られる学修成果は様々ですが、OCU指標は、それらを分解しつつ累積していく形で、総合的にレーダーチャートの形で視覚化しています。OCU指標を用いながら、授業時間外の学修の進め方や、キャリア形成を見据えたカリキュラムの組み方など、自分にとって必要な、あるいはより望ましい学修成果を得るための学修相談に応じます。ぜひOCU指標を積極的に活用して、現在の自分の学修状況や前年度からの伸びを確認し、今後を展望するための一助として下さい。

最後になりましたが、OCUラーニングセンターでは、本学の教員の方々への、学生の能動的学びを促進する教育のための支援も行っています。教育支援者となるTA・SAの養成をはじめ、これまでに本学で自律的に行われてきた教育改善・FD(Faculty Development)活動の発展に貢献できればと考えています。教員の方々もぜひお気軽にご相談いただき、OCUラーニングセンターをご活用ください。

OCUラーニングセンターは、このような学修・教育活動活性化のための環境整備を通して、本学の学生・教員、そして職員のみなさんが、学問を通じて相互に学び合う可能性を拓く起点となれるよう努めてまいります。今後とも、OCUラーニングセンター並びにAP事業の活動へのご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

2018年5月
理事・副学長(教育・学生担当)
学修支援推進室室長
橋本文彦


  1. 文科省AP事業(文部科学省「大学教育再生加速プログラム」)とは、高等学校や社会との円滑な接続のもと、入口から出口まで質保証の伴った大学教育を実現するため、先進的な取組を実施する大学等(短大、高専を含む)を支援することを目的とした事業です。本学は、2016(平成28)年度に、テーマⅤ(卒業時の質保証)で採択されました。
  2. TA・SAとは、それぞれティーチング・アシスタント(大学院生)、スチューデント・アシスタント(学部学生)の略称で、いずれも授業や教育活動を補佐することが役割です。
  3. 「OCU指標」は、2018年度より全学共通教育科目で、2019年度からは学部専門科目について順次導入されます(経済学部では先行して導入済み)。